基本原則

  1. この運動はビキニ被災を契機に、「ヒロシマを再び繰り返すな・原水爆を禁止せよ」と立上がった人々によって生み出されたものであり、思想・信条・政党・宗派をこえて、誰もが参加できる、民主的で開かれた国民運動である。

  2. この運動は、ヒロシマ・ナガサキ・ビキニの被爆体験を原点に、被爆(曝)の実相を世界にひろめ、核被害者の救援と援護を基礎として、ノーモア・ヒバクシャをめざす。

  3. この運動は、いかなる国のいかなる理由による核実験・核兵器の製造、実験・貯蔵、配備、拡散、使用にも反対する。

  4. この運動は世界の人々と連帯してすすめる。いかなる国、いかなる政府によるとを問わず、核と戦争をすすめる政策と行動に反対し、反核の政策と行動を積極的に支持する。

  5. この運動は、核の平和利用が核の軍事利用と一体のものであり、新たな核被害をつくり出していることに注目し“核と人類は共存できない”との核告発をつづける。

  6. この運動は、平和・民主・人権の確立と環境保護の思想を貫き、民主団体・市民運動と連帯し、共同行動を積極的にすすめる。

  7. この運動は、日本の戦争責任を追及しつづけ、原爆犠牲者への国家補償を求め、戦争被害者への戦後補償を求める運動と連携してすすめる。

  8. この運動は、非暴力主義により、平和な世界を達成するため、核兵器廃絶・全面軍縮(軍備の廃絶)をめざして行動する。