今年は、原水爆禁止広島県協議会にとって二つの大切な節目の年を迎えます。
一つは、今年の9月7日に原水爆禁止広島県協議会発足70年を迎えることです。
1954年3月1日のビキニ水爆実験被災から燃え上がった国民運動は、広島では5月15日に行われた「原爆・水爆禁止広島市民大会」をスタートに署名運動が開始され、この運動を契機に「原爆水爆禁止広島県民運動連絡本部」が結成され、「百万人の署名」が展開されました。署名運動は、約3ヶ月後の8月21日に目標の百万署名を達成しました。当時の広島県の人口は205万人ですので、その半数の署名を達したことになります。
そして、その署名運動の成果を継続させるための組織として9月7日に「原水爆禁止運動広島県協議会」が、結成されました。この組織が、現在の原水爆禁止広島県協議会(略称「広島県原水禁」)です。それは今に至る「被爆の実相」を原点にした核兵器廃絶の運動組織のスタートだったのです
この70年間、創意工夫をこらしながら「被爆者救援と核兵器廃絶」のための運動を展開してこられた先人の闘いに、しっかりと学びたいと思います。
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平和センター・原水禁通信 258号(2024年1月号)