東京電力福島原発事故から10年目を迎えた3月11日、原爆ドーム前で「フクシマを忘れない!さようなら原発ヒロシマ集会」が開催されました。
この集会は、事故が起こった翌年から同じ核被害を受けた広島が、福島の被害者への連帯の思いを表し、被害者の救済とすべての原発の廃炉を求める行動として始まり、毎年3月11日を中心に実施されてきました。コロナ禍とはいえ、10年の節目であり、「フクシマを忘れない」広島の思いと脱原発社会実現に向けての決意を表すため、参加人数を制限し、短時間での集会を実施することになりました。
集会は、呼びかけ人を代表して山田延廣さんがあいさつ。「原発事故から10年。今や事故はなかったようにされているが、現実は、帰還できない避難者、取り出す方法すら決まらないデブリ。これにどう立ち向かうのか。核兵器被害の広島、原発被害のフクシマが連帯し、核のない社会を目指すしかない。あきらめず闘っていこう」と訴えました。
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平和センター・原水禁通信 232号(2021年4月号)